2016皐月賞予想
結論から述べます。
◎サトノダイヤモンド
まずは血統的な面を、父ディープインパクトはもう語ることはないでしょう、世界レベルの名馬、名種牡馬です、母のマルペンサ(どうやら先日出産時の事故で天逝してたみたいです、合掌)はアルゼンチンの中距離で活躍していた牝馬です。
この血統で目に付くのは物珍しいアルゼンチン牝系でもありますが、ヘイロー4×3のクロスが目立つのではないのでしょうか?
正直な話、もっと追求すると、almahmoudのクロスやnatalmanのクロスが母方に存在するナスルーラのスピードを引き出しているとかいくらでもいえるのですが。
almahmoudもnatalmaも現在のノーザンダンサーやヘイローの血を引くものであればその血がオンになるように構成されているので気にすることはないというのが持論です。
さて、皐月賞は昔から「一番速い馬が勝つ」と言われますね、それはイメージであって実際は多少異なるというのはさておき、アグネスタキオン、フジキセキなどをイメージしてもスーっと上がってきて一瞬で先頭に立ち勝つというイメージがあるかと思われます。
サトノダイヤモンド、そのイメージに合致しませんか?
それもそのはず、ヘイローってのはマイラー的なトップスピードとその柔らかい持続力を持ち出す血統です。
ただ、その柔らかさだけでは中山2000のゴチャゴチャした、タフなレースは勝てません、がサトノダイヤモンドの母系を見ますとどうも砂っぽい血統が入ってますね、buckpasserやtomfoolというダート向きな血が同時に頑強さを補強させる形の配合となっており、それが前走のようなラップでも悠々先頭に取り付ける力の源と言えるでしょう。
12.9 - 10.8 - 11.8 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 11.9 - 11.3
これがきさらぎ賞のラップですが、オンザロックスが結構なペースで引っ張り、直線なかばまで粘ってのラップです。
と、言うことは後方から追い上げてきたサトノダイヤモンドは12秒を切るようなラップを刻んで更に終いが余力残してこれです。
デビュー戦は前目の競馬もしてましたし、阪神でも問題なく脚を使っていることから、正直このレースに関しては弱点がないな、という感じです、折り合いに難を見せたリオンディーズ、枠と競馬の仕方に条件がついてくるマカヒキよりこの条件では一枚上で無いかと考えています。
さて、ここまでがサトノダイヤモンド本命の理由でありますが、これを見ていただきたい。
HRPTV5Cと言うソフトの解析結果です、これフリーソフトなので興味ある方は使ってみてください、すごくいいソフトですので。
推定タイムではマカヒキ、リオンディーズ、マウントロブソン、エアスピネル、サトノダイヤモンドが1分58秒を切るくらいでは無いかと考えられています。
それ以下はタイムが離れていますので切りとします(いつもそうしてます)
マカヒキとリオンディーズはやはり弱点あれど力は抜けている印象なのはみなさん同じかと思われます、なのでこの二頭を切るのは当てるためにはやや下策かと。
マウントロブソンは前走のラップを見ていただければこの順位なのは納得してもらえるかと。
12.7 - 11.5 - 11.8 - 12.3 - 12.0 - 11.6 - 12.0 - 11.6 - 12.6
これ逃げたマイネルハニーも相当強い内容なんですけれども、番手から追いかけたマウントロブソンも12秒を切るラップを続けていて、相当タフなレースであったと思われます。
ある程度の位置に付けて、前で残るとしたらこの馬ではないのかなぁと思います、ヤネは多少心配なのですが……
母がクロフネを産んだブルアヴェニューの子なのもあって、すごく似ていると思います、前でいい脚を長く使うことに徹すれば十分勝負になる一頭と見てます。
エアスピネルも朝日杯で見せた一瞬の脚は非凡ですし、武豊がどう乗るかと言うのが気になるところです、前なのか後ろなのか。
展開的にはサトノダイヤモンドが好位に取り付いて、リオンは中団外目、マカヒキは最後方でしょう、マウントロブソンは押してある程度の位置を取り、エアスピネルがどこからでもと言う感じかと。
サトノダイヤモンドが抜け出して横綱相撲、マウントロブソン、エアスピネル、リオンディーズがまとめて追ってきて、マカヒキは一気に交わせるかどうかと言う事を想定しますと。
◎サトノダイヤモンド
○リオンディーズ
▲マウントロブソン
△エアスピネル
△マカヒキ
これでいきたいと思います。
番外編
ロードクエストの母親って岩手競馬で走ってたものすごく小さい馬なんですよ。
何とか小さい牧場で繁殖に入って、このロードクエストを産んでいます。
詳しい話は調べてほしいのですが、心情として頑張ってほしい一頭です、血統的にも中山は向くはずですので!